セダン ハッチバック クーペ オープン ステーションワゴン ミニバン クロカン・SUV ピックアップトラック トラック その他
-
360スパイダー
1999(H11)年にデビューした360モデナのフルオープン仕様が360スパイダーだ。2001(H13)年に日本市場へ正規導入される。フェラーリのエントリーモデルとなるV8シリーズの場合、348そしてF355の時代にはタルガトップモデルとフルオープンモデルが用意されていたが、その後継モデルの360シリーズはクーペとフルオープンのみの設定となった。V8エンジンをミッドに積む本格スポーツカーで、開発当初からフルオープンを想定して企画されただけあって、その実力はクーペのベルリネッタとほぼ変わらない。複雑な動きで開閉するソフトトップはもちろん電動式。デザインはフェラーリの定石どおりピニンファリーナが担当した。赤以外のボディカラーが似合う跳ね馬として発表直後は大人気を博した。360という名前は搭載するV8ユニットの排気量、すなわち3.6Lを表している。400psを発生するこのV8エンジンには6MTもしくはF1マチック(セミオートマ)を組み合わせる。豪快なエグゾーストノートを堪能するならスパイダーモデルだろう。(2004.4)
-
458スパイダー
最高出力570ps/最大トルク540N・mを発生する4.5LのV8エンジンをミッドシップに搭載する現行フェラーリで、最もスポーティな458イタリアをオープン化したモデルが458スパイダーだ。前述の出力は458イタリアそのままに、アクセル・ペダルのマッピングやマルチリンク・サスペンションの減衰力などオープントップでの走行状態に合わせた改良が施される。オープントップを実現するルーフには軽量なアルミニウムを採用。従来のソフトトップと比較し、約25kgの軽量化とルーフの開閉時間は約14秒まで短縮された。ちなみにこのオープンフェラーリの実力だが、0-100km/h加速は3.4秒未満、最高速は320km/hと発表されている(2011.10)
-
458スペチアーレA
ミッドシップスポーツの458スペチアーレのオープンバージョンとして投入された限定車。車名の「A」とはイタリア語でオープンカーを指すAperta(アペルタ)の頭文字を意味し、「フェラーリ史上最もパワフルなオープンカー」とメーカーにうたわれている。ミッドに搭載される4.5LのV8エンジンは最高出力605ps/最大トルク540N・mを発揮。7速デュアルクラッチのF1 DCTと組み合わされ、クローズルーフの458スペチアーレと同様の0-100km/h加速3.0秒を実現している(2014.9)
-
488スパイダー
-
550バルケッタ・ピニンファリーナ
2000年のパリサロンで公開された、V12搭載のFRフェラーリのオープンモデル。ピニンファリーナとは長年フェラーリのデザインを担当してきた工房で、その創業70周年を記念したモデルにあたる。550マラネロをベースにクローズドモデルより10cmチョップドされたフロントスクリーンなど、ピニンファリーナによって独自の意匠が与えられている。搭載するエンジンは最高出力485psを発生する5.5LのV12。6速MTが組み合わされ、0-400m加速は12.5秒、最高速度は300km/hという運動性能を実現している(2001.1)
-
F355スパイダー
V8フェラーリ、348シリーズの後継モデルである。基本的なシルエットは348を引き継ぐが、エクステリアの細部やエンジン、シャーシ、サスペンション、ギアボックスなどは新設計で、その性能も含めニューモデルといっても過言ではない。355の名前は搭載されるユニットに由来する。348は3.4Lの8気筒であったが、355は3.5Lの5バルブだ。この不条理さがフェラーリらしい。ミッドに搭載されるのは380psを発生する3.5LのV8DOHC40バルブ。スーパーカーとは思えない軽いクラッチやパワーアシスト付きのハンドルなど誰もが楽しめるスポーツカーになった。1997(H9)年にはF1と呼ばれる2ペダルセミATモデルも登場。ハンドル裏側のパドルでギアチェンジを行うもので一時は生産台数の7割以上を占めた。エクステリアデザインはピニンファリーナ。ベルリネッタ(クーペ)とルーフパネルを取り外せるGTS、そしてフルオープンのスパイダーという3ボディタイプが用意された。ガンガン攻めて走れるフェラーリだ。(1994.1)
-
F430スパイダー
8気筒フェラーリのF430のオープンモデルとなるスパイダーは2005(H17)年5月に価格が発表されて販売が開始された。F430のルーフを電動開閉式にしたもので、スペースをとらないコンパクトな構造が特徴。ピニンファリーナのデザインによるしなやかなボディラインは、F1チーム用のエアロダイナミクス・シミュレーションを駆使することによって実現されたもの。360kWのパワーと465N・mのトルクを発生する軽量コンパクトな4.3LのV8エンジンを搭載。エレクトロニック・ディファレンシャルの採用などはクーペのF430と同様だ。(2005.5)
-
F430スパイダー
-
F430スパイダー
メーカー出荷価格の改定に伴い、販売価格が改定された。(2007.5)
-
F430スパイダー
販売価格の改定に併せてオプション設定だった、カーボンセラミックブレーキシステム(CCMD)が標準装備となっている。(2008.4)
-
SAアペルタ
フェラーリの名作モデルをデザインしてきたカロッツェリア、ピニンファリーナの80周年を記念して、発表されたスペシャルモデル。生産はわずか80台のみ。「セルジオ・ピニンファリーナ」と「アンドレア・ピニンファリーナ」に敬意を評してSAと銘打たれている。オープントップながらも、クローズドボディと同等の剛性が確保されている。エンジンは最高出力670ps/最大トルク620N・mを発生する6LのV12で、組み合わされるのは6速のF1マチック(セミオートマチック)となる。最高時速で325km/h、0-100km/h加速で3.6秒を達成している(2010.9)
-
スクーデリア・スパイダー16M
-
スーパーアメリカ
410スーパーアメリカというモデルがあったが、その伝統の車名を現在に復活させたモデル。575Mマラネロと同じフロントエンジンのV12搭載車。最大の特徴は革新的な回転動作によって開閉するフルオートマチックのルーフシステムと、特殊ガラスルーフのエレクトロクロミック技術を組み合わせたレボクロミコと呼ぶガラスルーフだ。エンジンは397kWにまでパワーアップが図られ、これによって世界最速のコンバーチブル・ベルリネッタ(320km/h)を実現した。0→100km/hをわずか4.2秒で駆け抜ける。トランスミッションは6速MTのほかF1タイプギアボックスの設定もある。(2005.5)
-
カリフォルニア
V8エンジンをフロントに搭載するフェラーリのラインナップの中では、ラグジュアリーなキャラクターが与えられたリトラクタブルハードトップモデル。積載性にも配慮され、トランクスルー機構が与えられている。乗車定員は4名。4.3LのV8DOHCは最高出力460ps/最大トルク49.5kg-mを発生。また、直噴化されたことで、環境性能も向上された。トランスミッションは、ツインクラッチ式7速2ペダルMTが与えられている。(2009.5)
-
カリフォルニア30
フェラーリのミドルサイズFRクーペコンバーチブルであるカリフォルニアの新型車。フロントに搭載される4.3LのV8直噴エンジンは従来型比で+30psの490psを発生。組み合わされるトランスミッションは7速ツインクラッチミッションとなる。また、最先端のアルミニウム製造技術と組み立て技術が採用され、全体で30kg軽量化。これらの結果、0-100km/h加速は3.8秒を達成している。さらに、車両の動力系とセッティングが見直され、車体のロールを抑えてドライバーの入力に対してより俊敏に反応するハンドリングスペチアーレがオプションで用意されている(2012.3)
-
カリフォルニアT
フェラーリ カリフォルニアの発展系となる後継モデル。3.8LのV8直噴ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は560ps、最大トルクは755N・mを発揮する。組み合わされるトランスミッションはツインクラッチ式の7速F1ミッション。0-100km/h加速は3.6秒を達成している。さらに、ステアリングボックスを従来型から刷新。サスペンションセッティングも見直されている。ドライバーの入力によりシャープに応答し、ロールとピッチングが抑えこまれている。さらに、カーボンセラミックブレーキなど最新の電子デバイスも採用されている(2014.4
-
モンディアルカブリオレ
デビューは1980(S55)年。入門用フェラーリとして大ヒットした308シリーズの2+2クーペである308GT4の後継モデル。つまりモンディアルも2+2の4シーターフェラーリということ。デザインはもちろんピニンファリーナ(GT4はベルトーネであった)。当初はモンディアル8と呼ばれ205psのV8DOHC16バルブであったが、1982(S57)年に4バルブ化し240psモンディアルQVへと進化。これをベースにコンバーチブルモデルも加えられている。1985(S60)年にはクーペ/コンバーチブルともにエンジンを3.2Lとしパワーは270psに。さらに1989(H1)年からは300psの3.4LのV8を縦置きとしたモンディアルtへと進化を果たした。(1991.4)