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セダン ハッチバック クーペ オープン ステーションワゴン ミニバン クロカン・SUV ピックアップトラック トラック その他

  1. テーマ




    サーブとフィアット系3ブランドが共同開発したいわゆるティーポ4計画の一台。1984(S59)年に登場した。エクステリアのデザインはジウジアーロが担当し、直線形状の端正なスタイリングは高級車ランチアの復活を印象づけた。シンプルで上品なインテリアも魅力の一つである。日本へ輸入されたのは2Lの直4DOHCのi.e.、同ターボのターボi.e.、そして2.8LのV6だ。1986(S61)年にはピニンファリーナがワゴン化デザインを担当したステーションワゴンと、かの有名な“テーマ・フェラーリ”が発表された。テーマ・フェラーリは正式名をテーマ8.32と呼び、フェラーリ308クワトロバルボーレ用のV8ユニットをカム角度の変更などのモディファイを施してエンジンルームに押し込んだ、スーパーFFセダンだ。ポルトラナフラウ社製の専用インテリアはマセラティも顔負けの豪華さ。テーマシリーズ自体は1988(S63)年と1993(H5)年にマイナーチェンジを受けており、1988(S63)年は2Lエンジンの16バルブ化、1993(H5)年はアルファ製の3LのV6搭載がニュースであった。(1990.2)



  2. デドラ




    デドラは1990(H2)年にデルタの4ドアノッチバックモデルとしてデビュー。フィアットティーポを“親”とする一連のフィアットグループ用コンパクトカーで、兄弟車にはアルファロメオ155や145、フィアットテムプラなどがある。翌年1991(H3)年5月からデドラ2.0i.e.を日本へ導入。マツダ系オートザム店が正規ディーラーとして販売した。デルタとはホイールベースが同じだが、全長は30mm以上も長く、優れたパッケージングとランチア特有のインテリアデザインが魅力だ。内装はランチアらしく、アルカンターラやウッドパネルを多用している。ヨーロッパではステーションワゴンタイプが人気で、販売台数の半数以上をワゴンが占めた。搭載されるエンジンは1.6Lから2L。上級グレードのインテグラーレHFには2L、169psターボエンジンが搭載された。フルタイム式4WDの組み合わせも可能。ステーションワゴンは1994(H6)年に追加されたもの。日産の初代プリメーラとそっくりさん、でもある。(1991.5)



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