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  1. 222




    1980年代初頭に登場し、新生マセラティ社復興の源となったのがビトゥルボシリーズであった。ビトゥルボには2ドアクーペと4ドアセダンが存在したが、この222シリーズはそのうちの2ドアクーペモデルを引き継ぐシリーズだと考えるのがわかりやすい。端正なスタイリングに本革+アルカンターラの豪華なインテリア、そして有名なラサール社製金時計など、マセラティらしい演出は健在。イタリアでは1988(S63)年に発表され、単にマセラティ222と名乗ったが、その輸出仕様はエクスポートのEをつけた222Eというネーミングされた。日本へは1989(H1)年に上陸。V6SOHCツインターボチャージャーで250psを発生する。1993(H5)年にはマイナーチェンジモデルが日本にも導入された。フロントマスクが角目+プロジェクター丸目という、ちょっとアンバランスになったモデルだ。SOHCのSRとDOHCの4vがある。(1993.10)



  2. 228




    1980年代初頭に登場し、名門マセラティ社を消滅の危機から救った救世主ともいえるビトゥルボ。このビトゥルボには2ドアクーペと4ドアセダンが存在したが、これをベースに様々なバリエーション展開を見せた。228シリーズは2ドアクーペモデルをベースにより大きなスペシャリティクーペとしたもの。同様に4ドアにも430シリーズが存在するが、430が兄弟と同じスタイリングイメージをもつのに対し、228には独自のテイストが盛り込まれていた。ひと言でいえば、より高級感を高めた仕様、だったのだ。もちろん、インテリアはマセラティらしく本革+ウッド、ラサール社製金時計で演出される。当時のマセラティの定石通り、2.8LのV6のSOHCツインターボエンジンを搭載した。日本仕様は4ATのみが輸入される。(1989.7)



  3. 3200GT




    マセラティが、フェラーリの子会社となったのは1997(H9)年7月のことだった。1998(H10)年のパリショーに登場した3200GTは、フェラーリのクオリティ管理下で生産される最初のマセラティだ。その名前どおり、3.2LのV8DOHCツインターボをフロントに搭載するFRクーペで、クラシックモダンなスタイルはジウジアーロ率いるイタルデザインが担当した。ギアボックスは6MTと4AT。コノリーレザーをふんだんに取り入れたインテリアもルックスに負けず劣らずゴージャスである。2001(H13)年には、3200GTをベースにホイールベースを200mm切り詰め2シーターとしたスパイダーが登場。エンジンを自然吸気の4.3LのV8とし、改良型のシャーシを取り入れたことで、3200GTは絶版となり同形式の4.3LのV8を搭載するクーペへと進化した。特徴的なLEDのハの字テールランプは廃され、輝度面積の大きい三角形のコンベンショナルなものに。アメリカ市場への復活をにらんだスパイダー追加とマイナーチェンジと言える。(1998.11)



  4. カリフ




    1988(S63)年に発表され、翌1989(H1)年から日本市場でも発売された2シーターのスポーツクーペ。1980年代初頭に登場し、名門マセラティ社を消滅の危機から救った救世主ともいえるビトゥルボシリーズをベースにしたもの。1984(S59)年に登場したスパイダーザガート用のホイールベース2400mmというコンポーネンツを利用し、ビトゥルボの雰囲気を色濃く残すボディラインに小さなキャビンを載せた個性的な2ドアクーペスタイルを採用する。スポーツカーメーカーとして鳴らしたマセラティ社にとっては久方ぶりのスポーツモデルであった。搭載されるエンジンは2.8LのV6のSOHCのツインターボ。本国仕様は286psというハイスペックを誇ったが、日本仕様は若干おとなしい250psだった。(1989.7)



  5. ギブリ




    1960年代に一世を風靡したスーパーカーのネーミングが帰ってきたのは1993(H5)年のことだった。もっとも2ドアスポーツクーペとして、であったが…。ギブリはデ・トマソ傘下のマセラティが放った起死回生のヒット作、名車ビトゥルボをその祖とするミドルサイズスペシャリティだ。事実上、222シリーズの後継モデルと言え、V6エンジンやサスペンションは基本的にキャリーオーバーされた。最大の違いはエクステリアデザイン。ブリスター風の大きく膨らんだフェンダーを前後に採用し、そのマッシブなイメージに沿うようリアスタイルもハイデッキタイプに変更。顔つきやキャビンにビトゥルボ以来のイメージを残しつつも大胆な変身を遂げている。本国には2Lと2.8LのV6ツインターボが設定されたが、日本へは2.8L仕様の6MTと5ATが輸入された。豪華なインテリアとスポーツカー並みの動力性能を誇る、大人のためのスペシャリティである。1997(H9)年にはワンメイクレース用に開発されたスパルタンモデル、ギブリカップも販売された。(1993.10)



  6. クーペ




    2002(H14)年5月に発売されたマセラティクーペは、従来の3200GTのFMCモデルだが、先にスパイダーが発売されており、クーペが後から登場するといった変わったデビューとなった。外観デザインの3200GTをほうふつとさせるイタリアンデザインの美しいシルエットのジウジアーロのイタルデザインによって作られた。エンジンは4.2Lの90度Vで、287kW451N・mのパワー&トルクを発生する。6速MTのほかカンビオコルサと呼ぶフェラーリのF1技術をフィードバックしたセミATも採用する。ブレンボ製のブレーキをベースにEBD付きABSが装備される。(2002.5)



  7. クーペ




    トライデントブランドであるマセラティらしい統一性を表現した水平ラインのフロントグリルを採用するほか、本革シートやトリムなど内装のカラーリングの変更、オーバル型のアナログウォッチの採用など装備の充実が図られた。(2004.9)



  8. グラントゥーリズモ




    クーペの後継となる、マセラティのプレミアムGTクーペ。2005(H17)年の東京モーターショーに登場したコンセプトスポーツ「バードケージ75」からインスピレーションを得たというピニンファリーナデザインによる美しいスタイリングで、前後重量配分は49:51とされた。同クラスの平均より広い後部座席をもち大人4人が乗れる室内は、ポルトローナフラウ製レザーなどを使った贅沢な仕上がり。最高出力405psを誇る4.2LのV8エンジンに6ATが組み合わされる。また、走行状況に応じてギアシフトのモードを調整するアダプティブコントロールシステム、ステアリングと速度により光軸を制御するアダプティブヘッドライトなども採用される。(2007.10)



  9. グラントゥーリズモ




    2014年4月1日以降の消費税率(8%)に基づき、価格を修正した(2014.4)



  10. グラントゥーリズモ




    ナビゲーションシステム仕様変更に伴い、全グレードに新価格が適用された。(2016.1)



  11. シャマル




    1980年代初頭に登場し、新生マセラティ社復興の源となったビトゥルボシリーズ。ビトゥルボをベースにスペシャルチューニングを施し、スポーツモデルに仕立てたのがシャマルだ。1989(H1)年に発表され、1990(H2)年から生産・販売された。正確にはビトゥルボをショートホイールベース化したスポーツモデル、カリフのエボリューションともいうべきモデル。デザインデコレーションは特徴的なリアフェンダーのデザインからもわかるように、ランボルギーニカウンタックを手がけたマルチェロ・ガンディーニが担当した。のちのメインモデル、ギブリへと発展するデザインイメージカーでもあった。搭載されるエンジンはオールアルミ製3.2LのV8のDOHCで、これにツインターボを付加し326psというビッグパワーをものにしていた。6MTが組み合わされ、最高速度は260km/h以上を誇る。(1990.7)



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